保険の銀行窓口販売
2008年7月29日
昨年12月22日、保険商品の銀行窓口販売が全面解禁となり、生命保険や損害保険のあらゆる商品が銀行でも購入できるようになりました。
保険商品の銀行窓口販売とは、保険会社が現在提供している保険商品の販売代行をするということです。それぞれの銀行はいくつかの保険会社と提携し、その保険会社の保険商品を販売することになります。
保険の銀行窓口販売は、これまで段階を追って解禁されてきました。2001年の住宅ローン関連の長期火災保険や信用生命保険、海外旅行傷害保険などの販売解禁に始まり、2002年には個人年金保険や財形保険など、そして昨年、新たに死亡保険、医療保険、がん保険、自動車保険などが解禁され、これにより全面解禁となったわけです。
銀行ではすでに投資信託の窓口販売や証券仲介業も解禁されているため、銀行窓口販売をうまく活用することで預金・証券・保険に関する手続きを1ケ所で済ませる「ワンストップサービス」が可能となり、消費者の利便性は高まることとなります。
しかしながら、銀行の窓口販売は全面解禁されたものの、2002年の個人年金解禁の時のように、市場が一気に広がるという状況にはなっていません。報道によれば、窓販解禁後1カ月の販売件数は100件程度で、当初の予想を大幅に下回ったとのこと。これはなぜでしょうか?
死亡保険の販売にはコンサルタント力が必要とされます。専門知識や周辺知識に加え法令順守もあり、販売までに時間を要します。銀行員は基本的には保険の専門家ではありません。しかしながら、すでに投資信託の販売の約半分は銀行経由であることを考えると、一般に銀行に対する信頼感はやはり大きいのではないでしょうか。現時点では人材豊富とは言い難いですが、保険会社の経験者の中途採用などによりサービスの充実を計ってくることでしょう。
とはいっても契約は自己責任です。勧められるまま加入するのではなく、FP(ファイナンシャルプランナー)に相談するなど事前にある程度考えたうえで、銀行窓口販売を利用するのもひとつの選択だと思います。
2008年7月29日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:保険業界
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